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【第3話】興信所に夫の浮気調査を依頼「これは浮気じゃない…」夫の驚愕の正体とは…

前回の内容はこちら▼

【第2話】興信所に夫の浮気調査を依頼「これは浮気じゃない…」夫の驚愕の正体とは…
前回の内容はこちら▼ こちらもおすすめ▼ 本編 カヨコ「スカコ。残念だけど、 これは浮気の疑いが濃厚だわ」 スカコ「……やっぱりそう思う?」 カヨコ「うん、だってこれは」 カヨコは書類を私に返しながら、 話し始めた。 私の夫ケイキは、 誰か...

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【第1話】興信所に夫の浮気調査を依頼「これは浮気じゃない…」夫の驚愕の正体とは…
こちらもおすすめ▼ 本編 お願いカヨコ。何とか言って。 私は、じっと書面を見つめる 幼馴染に、早くリアクションして 欲しくて、祈った。正確に言うと カヨコ「スカコの考えすぎだって。 全然、浮気の証拠なんかじゃ ないよ、このくらい」 とか何と...

本編

結婚が早かったカヨコは、

反対に縁談どころか彼氏の話も

ろくにない私を、常々心配している。

私が、ケイキのイケメンぶりに

目を輝かせたところを、

ばっちり見ていたらしい。

にやにやしながら、

私の脇を小突いてくる。

 

そりゃ確かに、彼はタイプだった。

でも、だからといって熱烈に

アプローチする度胸は、私にはない。

そんなのあったら、

とっくに彼氏を見つけている。

 

自分で言うのもなんだけど、

結構引っ込み思案な私は、

出会いのチャンスがあっても

結局は棒に振ってしまう。

 

何度もそんな事を繰り返して、

ついに30代を迎えた。

バーに現れた好みのタイプの彼が、

もしも独身で、しかも出会いを

求めていたら……ほんのちょっと

だけ、期待する自分がいた。

 

ケイキ「初めまして」

 

彼は私に笑顔を向け、

自己紹介してくれた。

気が付くと、カヨコが私の

傍から離れ、別の常連グループに

合流していた。

 

カヨコ(いけいけ、スカコ)

 

目が合った時、エールを送られた、

気がした。

ケイキも、なかなか積極的。

えええ?

これはもしかして、

ほんとに期待できる出会い?

 

いっぺんに舞い上がってしまい、

勢いづいて連絡先も交換。

今までは引っ込み思案で、

せっかくそういう機会があっても、

ごにょごにょ言い訳しながら

逃げていた。