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【第7話】嫁が事故で半身不随に→嫁の毛布を取った瞬間、俺は理性を失い…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 スカオ(何だろうな、 この冷淡な感じ。一人娘の 結婚相手を見る目じゃない気がする。 いやそもそも、娘をさっさと 結婚させたいっていう 思惑も感じる。これじゃあ、エリコが 自分の家庭と...
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【第1話】嫁が事故で半身不随に→嫁の毛布を取った瞬間、俺は理性を失い…
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本編
そんな妻を、母はものすごく気に
入って、もはや俺より彼女の方が、
母の実子じゃないかと
錯覚する始末だ。喜ばしい限り。
さらに嬉しい事に、
男女の双子も生まれた。
俺達はますます仕事にやりがいを
見出し、必死になった。
あっというまに、6年が経った。
甲斐甲斐しく、家庭にも仕事にも
骨身を惜しまず向き合う彼女だから、
俺は
スカオ「いつもありがとう、エリコ。
慣れない接客業は大変だろう?
もともとは事務職だったのに」
エリコ「自分で望んだんだもの、
やりがいがあるの。
毎日楽しく仕事させてもらってる」
スカオ「子供達はすくすく
育ってるし、母さんともうまくやって
くれて、本当に感謝しているよ。
そこで提案なんだが、
何か希望はない?
ご飯を食べに行くでもいいし、
欲しい服を買うでもいいし」
エリコ「そういう希望は
ないんだけど……そうね。
お言葉に甘えて、一つだけ。
私、実はウインタースポーツが
好きなのよ。冬のシーズンに
なったら、スノーボードに
行かせてくれない?」
スカオ「へえ、スノボが趣味なんだ。
インドア派かと思ってた」
エリコ「あら、これでも
学生時代はスポーツサークルに
入っていたのよ。
サマースポーツチームと、
ウィンタースポーツチームの二つが
あって、私はウィンター組。
仲間たちと合宿に行ったりして、
楽しかったわ。3~4泊くらいの
日程で、昔の合宿を
思い出しながら滑りたいの」