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【第13話】893「俺達○○組だぞ!」→俺の職業も893だと伝えると…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 理事長「本人目の前にして、ヤ●ザに 成りすますたぁいい度胸じゃねぇか! まさか、このままタダで帰れる なんて思ってねぇよなぁ〜?! まずは1人1本ずつ、 エンコ詰めてもらおうか!!!...
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本編
すると親父も連携プレーに加わって、
車のドアを開けながら、
不気味な笑顔で2人を手招きした。
するとチンピラ2人組は、
「い…嫌だ…」などと
つぶやきながら首をプルプルと
左右に振ったかと思うと、
突然地面に這いつくばり、
泣きながら土下座をし始めた。
黒ずくめ「ず、ずびまぜんでじた〜!
倉庫だけは〜、倉庫だけは〜!
どうか勘弁じでぐだざい〜!!」
柄シャツ「本当に〜、
申し訳ありまぜんでじだ〜!」
さっきまでイキリ倒していた
チンピラ2匹が声を上げて号泣する中
黒ずくめの下の地面から、
何やら水分が流れ出てきた。
そう…彼、おしっこチビっちゃう
どころか、完全におもらし
しちゃったんだよね…
(黒いスーツで正解だったね…
パッと見、濡れても
分かんないもんね…w)
俺達は泣き土下座する
2人を見下ろしながら、
再び顔を見合わせて、
(どう落とし前つけさせようか…)
と考えた。
組の名を騙った以上、お咎め無し
というワケにはいかない。
もちろん、コンクリート詰めにして
海に沈めるなんて、時代遅れの
処理はしないよ?
今時は、確実に●体を消せる、
いい方法があって…てのも冗談だw
最初の方にも書いた通り、俺らは
カタギ相手に無茶な事はしない。
チンピラ2人組は、
カタギ…でも無いかも知れないが、
本職ではなく、俺達から見れば、
あくまでも一般人だ。
今回は穏便に解決するしかない。