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本編
ツル「こちらの女性、こう見えて
庶民派でね。お好み焼きも
たこ焼きも大好きなんだそうだ。
家事も完璧、良妻賢母を
目指しているという、
なかなか古風な性格なんだよ」
スカオ「はぁ」
ツル「スカオ君だって
いい年じゃないか。
お母さんと二人で店を切り盛り
するのもいいが、そろそろ親孝行を
考えてもいいんじゃないか?」
まぁ、ね。
俺はスカオ、26歳の独身だ。
1年前に亡くなった父親から、
家業のお好み焼き屋を引き継いで、
母と二人、ただいま絶賛奮闘中
ってところ。
お陰様で、店はそこそこ繁盛
しているが、アルバイトを雇える
ほどの余裕はなく、持病がある母に
無理をさせているというのが現状。
女性との出会いなんか、
まぁお察しだ。
結婚を意識する年齢だというのは、
俺も分かっている。
母からも、ちょいちょい
「イイヒトいないの?」とか
何とかせっつかれてもいる。
本音としては、会うだけでも
会ってみたいなと、
結構ガチで思ったりして。
でも、美人すぎるんだよなぁ。
ほんとに俺なんかでいいのかと、
本人に聞きたいところだ。
母は単純にはしゃいでしまって
母「いいじゃない、スカオ。
先方さんが乗り気なんでしょ?
会ってみなさいよ」
俺の背中を押しまくってくる。
放っておいたら、俺を差し置いて
母が見合いに行きかねない
くらいの勢いだ。
うーん……いいのかね。