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【第4話】893「俺達○○組だぞ!」→俺の職業も893だと伝えると…

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本編

正直、俺も理事長もそんなに

ヒマじゃないんだけどさ…

ヤクザの世界は、上の者の命令は

絶対だからwま、親父は親父で、

俺らを休ませるつもりで

呼び出してるんだろうけどね。

 

野菜の生育は順調のようで、

親父は終始ご機嫌だった。

俺も理事長も、「腰痛ぇ〜!」とか

「まだやるんすか?」とか

ブツクサ言いながらも、

結構楽しんで農作業を手伝った。

 

日が傾き始める頃に、ようやく

作業を切り上げることとなり、

俺のSUVに『お土産』と称した、

段ボール箱いっぱいの

間引き野菜を積み込んだ後、

行きつけの飯屋で飯でも食おうって

事になって、3人で畑を後にした。

 

いつも通り、俺が運転席で、

後部座席に親父と理事長。

間違っても警察のお世話に

ならないよう、きちんと

法定速度を守って運転していると、

後ろから派手な車がやって来た。

 

すると、派手な車は、

空いた田舎道をゆっくり走る

俺の車にイライラついたのか、

やかましくクラクションを

鳴らしながら、パッシング​​を

繰り返してきたんだ。

 

俺が『お先にどうぞ』って、

車を左側に寄せると、派手な車は

速攻で俺の車を追い抜いてった。

…にも関わらず、今度は速度を

緩めて先に行こうとしないんだ。

 

それどころか、急にブレーキを

踏んだりして、どうやらこちらを

煽っている様子だった。

 

(これは… 噂に聞く、

煽り運転ってやつか?)

 

ジン「マジか… 厄介だな…」

 

理事長「無視しとけ。

怒鳴ったりすんじゃねぇぞ」

 

ジン「分かってるって」