※このページでは広告主の依頼によりアフィリエイト広告を掲載しています。

【第10話】出産トラブルで嫁か子どもどちらを取るか判断することになった浮気夫

前回の内容はこちら▼

【第9話】出産トラブルで嫁か子どもどちらを取るか判断することになった浮気夫
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 レイジが頑張る気になってくれた事も あり、貯金も順調に増え始めた。 目標額に届きそうだとの 見込みがたったある日、 私は妊娠に気が付いたのだった。 スカコ「レイジ、待たせちゃって ご...

1話から読みたい方はこちら▼

【第1話】出産トラブルで嫁か子どもどちらを取るか判断することになった浮気夫
こちらもおすすめ▼ 本編 スカコ「待って、レイジ! お願い話を聞いて、 本当に緊急事態なの! お腹が……痛い、赤ちゃんが! 赤ちゃんが!!」 私は、薄れていく意識の中で、 それでも全力を振り絞った。 スマホに呼び掛けて、 外出している夫レイ...

本編

レイジ「スカコさあ、

なんかだらしなくなったよね。

太りすぎじゃね?」

 

スカコ「太ったんじゃないの。

赤ちゃんが育てば、

そりゃ体型も変化するわよ」

 

レイジ「でもさー、

食ってばかりじゃん」

 

誰のせいだと、食って

掛かりたくなった。

それというのも、妊娠を機に

義母が私へすり寄り始め、

今度は昔の知識を持ち出して

 

義母「スカコさん、赤ちゃんの

ために食べなさい。

母体が栄養を取れなかったら、

赤ちゃんもひもじいのよ」

 

毎日のように、何かを差し入れ

してくれるようになったのだ。

ありがたいのだけど、

明らかに量が多い。相撲部屋で、

若い力士を育成するかのような。

あるいは大食いチャレンジかと

言いたくなるような。

 

しかも、レイジはあい変わらず

自宅でご飯を食べようとしない。

彼的には、妊婦の私に気を遣って、

なるべく外で済ませるという

意識らしいのだけど。

 

結果として、てんこ盛りの料理が

わんさか届き、捨てるに捨てられず、

私が必死に食べるはめになっている。

この状況だというのに、

私が太ったのだらしないだの、何で

文句を言われなきゃいけないのよ。

 

スカコ「お義母さんの差し入れ、

ありがたいわよ?

助かるのも事実なんだけど、

一人じゃ食べきるの大変なのよ。

あなたは家で食べないし、せっかくの

料理を捨てるわけにもいかないし。

どうしたらいいのよ」

 

レイジ「そんなの、

スカコの問題だろ?

自分で何とかしろよ」

 

この親子はぁぁ!!

私を板挟みにするんじゃない!