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【第13話】リビングに謎の盗聴器が…娘の作戦で迫真の演技してみた結果w
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 アスカ「この浮気者ぉ!」 ヨウジ「う、浮気!?」 アスカ「わかってんのよ、何もかも! よくも裏切ったわねえええええ!」 金切り声を上げ、何が何だか という顔をしている夫を、 力づくで...
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【第1話】リビングに謎の盗聴器が…娘の作戦で迫真の演技してみた結果w
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本編
ヨウジ「ほ、包丁!?
ちょっと待て、アスカ、待て!!
包丁なんか捨てろ、
何をするつもりだ!」
アスカ「こうなったら、
私の怒りを思い知らせてやるのよ!
このぉぉぉぉ!!!」
髪を振り乱し、包丁を掴んで
叫ぶ私を、ヨウジは
本気で恐れているようだ。
あわわわ、と悲鳴をあげ、
リビングの隅へ逃げていく。
私は彼を追いかけ、途中で
ソファの背に包丁をつきたてる。
アカリは、フライ返しを使って
ソファに置いてある
クッションを乱打。
アカリ「ママーっ!パパが、
パパがぁ!だめだってばーっ」
アスカ「許せなぁい!!」
二人で叫びつつ、片やクッションを
ぼふぼふと殴りつけ、
片や夫の目の前に走り寄って、
パァンと平手打ち……と見せかけて、
実は両手を叩いただけ。
だんだん、ヨウジも
冷静になってきた。
自分に本気で●力をふるう
つもりはなく、演出として
騒いでいるにすぎない、と。
どうやら気づき始めたようだ。
ヨウジ「あの、アスカ?アカリ?
これはいったい」
アスカ「うるさいうるさい
うるさい!この浮気者ぉぉぉ!」
まだまだ、ネタバレされちゃ
困るのよ。私は、内心ではもちろん
思いっきり落ち着いているけれど、
表面上は取り乱している状態を
キープしている。
アカリも泣き叫び、まるで母が
父に対してとんでもない事を
しでかしたかのように振る舞う。
ヨウジだけが、私達の真意に
気づかず、ぼーっと突っ立っていた。
まぁ、彼の視界には、
実にシュールな光景が
繰り広げられているわけだけども。