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【第10話】1年前に家族を捨て間男と駆け落ちした汚嫁帰宅。→新家族全員でフルシカトした結果
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本編
俺は、リツコが良き妻である
と思い込んでいた。
というか。信じたかったのだろう。
リツコの退職で、
保育園に入ったものの、
すぐやめる事になった。
ミナとシンを担当してくれていた
保育士のイズミさんに、
俺も挨拶に行ったっけ。
スカオ「急な話なんですが、
妻が退職することになりまして。
短い間でしたが、
お世話になりました」
イズミ「ご家庭の事情は
様々ですから。皆さんの
ご健康をお祈りしておりますね」
イズミさんは優しく微笑んで、
気持ちよく俺の挨拶を
受け入れてくれた。
上品な感じの女性保育士だったなぁ。
ミナもシンも、入園してすぐに
イズミさんに懐いたものだった。
よっぽど子供扱いが上手いのだろう
と、2~3回くらいしか迎えに
行った事がない俺でも、
そういう印象を受けたのを、
今でも覚えている。
入園が大変だ、うちは保育園の
激戦区だ、なんて事前に聞かされて
いたのに、あっさりやめてしまって。
入園前は結構大変だったのに、
わずか3ヶ月かよと。実はちょっと
だけ恨めしく思った事もあった。
スカオ(それならそうと、
早く言えよ)
なんてな。いや、仕方が
無かったと理解していた。
ミナとシンに持病があるかどうか
なんて、俺の都合に合わせて
判明してくれるわけじゃない。
タイミングを計れなかったのは
不可抗力だと。理解していたぞ。
そんなこんなで専業主婦になった
リツコは、俺の期待に
十分応えてくれていた。少なくとも、
俺はそう思っていたのだ。
だが、どう見ても、子供達が
母親に対して心を開いていない。