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【第8話】1年前に家族を捨て間男と駆け落ちした汚嫁帰宅。→新家族全員でフルシカトした結果

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【第7話】1年前に家族を捨て間男と駆け落ちした汚嫁帰宅。→新家族全員でフルシカトした結果
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 同期は「パチンコ屋」と 答えたのだった。 スカオ「は?」 同期「だから、パチンコ屋に よく出入りしているみたいだぞ」 スカオ「まさか」 リツコが? いやいや、それはないだろう。 俺の...

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【第1話】1年前に家族を捨て間男と駆け落ちした汚嫁帰宅。→新家族全員でフルシカトした結果
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本編

同期「趣味の範囲で息抜き程度に

楽しむくらいなら、そんなに

目くじら立てなくてもいいとは思う。

ただ、ちょっと頻繁だと

聞いたんで、気になったんだ」

 

スカオ「頻繁か。

俺は全然、気づいていなかった」

 

同期「その友達って、

パチンコ屋の従業員なんだよ。

仕事柄、常連って覚えるだろう?

ましてや彼女みたいな美人なら」

 

スカオ「……そっか。

分かった、ありがとう。

気にかけておく」

 

ここが、始まりと言えば

始まりだったかもしれない。

俺も、実のところは

認めたくなかった。

俺の中では良き妻だったリツコが、

実はギャンブルにはまっている……

はまっているは言い過ぎだとしても、

パチンコ屋通いをしているとは、

考えたくなかった。

うだうだしているうちに、

時間は経過していった。

 

それとなく様子を見ていたが、

家でのリツコは普段と変わりなく、

例えば夜にこっそり出ていくとか、

日中の足取りがつかめないとか、

そういう疑わしい部分は

見当たらなかった。

 

スカオ(やっぱり考えすぎか。

だよな、あのリツコに限って。

そんなばかな)

 

何度も、ほらみろ人違いだった、

なんて自分をなだめていたのだが。

そうも言ってはいられない状況だと、

やがて気づかされた。

 

スカオ「ミナ?」

 

娘が、妻に近寄りたがらない。

息子はそこまでではなかったものの、

どうも妻に対して距離を

置いているような。

 

日曜日の昼過ぎ、食後にリラックス

していると、子供達がすぐ自室に

引っ込むのが目についた。

 

スカオ「おい、シンも。

たまには父さんと話そう」

 

普段は営業職の激務で、

なかなか子供達と触れ合えない。

日曜日は貴重なコミュニケーションの

時間をとれる、絶好の機会だった。

しかし二人とも、なかなか

俺に寄ってこない。