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【第3話】1年前に家族を捨て間男と駆け落ちした汚嫁帰宅。→新家族全員でフルシカトした結果

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【第2話】1年前に家族を捨て間男と駆け落ちした汚嫁帰宅。→新家族全員でフルシカトした結果
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【第1話】1年前に家族を捨て間男と駆け落ちした汚嫁帰宅。→新家族全員でフルシカトした結果
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本編

今となっては、リツコが

不倫にすっかり血道をあげる、

いわゆる汚嫁になり果て、

さらに血迷ったらしく

離婚を切り出してきたから、

とても平凡じゃない、幸せでもない、

3人家族になったわけだが。

 

俺とリツコは、

22歳の時に知り合った。

同期入社、恥ずかしながら

俺のひとめ惚れだった。

 

営業部でも、リツコは評判だった。

美人で愛嬌たっぷり、

コミュ力も高い。当時の俺には

高嶺の花だったものだ。

正直言って、イケメンでも何でもない

俺が、彼女とお近づきに

なれるかもだなんて、

当時は思ってもいなかった。

 

ところが!

千載一遇のチャンス到来!

 

営業部の名物というか伝統というか、

花見会が毎年開催される。

最近は感染症問題で、

しばらく見合わせていたが、

当時はまだそんな話はなく、

参加者持ち寄りの弁当を広げて

満開の桜を楽しむ企画は、

良い親睦会の側面があった。

 

リツコ「ちょっと失敗しちゃって

恥ずかしいんですけど」

 

照れくさそうな顔をしながら、

そっと重箱を出してきた

彼女が可愛かった。

男どもから歓声があがった。

 

社員「おお、うまそう!」

 

社員「すごい本格派じゃん」

 

社員「花見弁当ってレベル

じゃないぞ、こりゃどこかの

料亭の御馳走でも通る」

 

俺も驚いた。勝手なイメージで、

家庭的とは思っていなかった

リツコの、意外な一面を

見た気がした。

 

みんな大喜びで箸を伸ばし、

もちろん俺も負けじと参加した。