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【第１話】結婚式前日、嫁の髪をバリカンで剃る姑
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2023.07.14
本編
リョウ「スカコは俺の好みを
よく分かってるよな〜！」
リョウ「本当に、スカコは
気配り上手だよな〜！
そういうとこ、最高だよ！」
リョウ「スカコと一緒だと、
ホント居心地が良いよ！」
交際期間中、リョウは私に
とても親切だった。
お礼に私が何かしてあげると、
リョウは大袈裟なほどに
褒めてくれた。私は、
（こんなに喜んでくれるなら…）
と、どんどんリョウに
尽くすようになっていった。
半年ほど交際した頃、
突然プロポーズをされた。
リョウ「スカコは俺の理想
そのものだよ！必ず幸せにするから、
俺の奥さんになって下さい！！」
交際期間が短かったので、
正直驚いたものの、
（こんなに優しくて誠実な人となら、
素敵な家庭を築けそう…）
と思った私は、
「喜んで」と言って承諾した。
それまで親世代との付き合いが
皆無だった私は、
（義両親とうまく
やっていけるかな…）
と不安だったが、義両親も、
リョウに似てとても優しい人達で、
私を新しい家族の一員として、
温かく迎え入れてくれた。
２人きりの結婚式を挙げ、
リョウの実家近くのマンションで
新婚生活をスタートさせた。
マンションの頭金は、
リョウの貯金と、私の祖父母が
残してくれた遺産で賄った。
義実家との距離が近い事は、
プラス要因でこそあれ、
マイナスだとは思っていなかった。
義父「スカコさんのような良い人が
リョウの嫁になってくれて、
私達も一安心だよ！」
義母「ずっと娘が欲しかったのよ〜！
私達を本当の親だと思って頂戴ね！」
（これで、また私にも
家族が出来たんだ…
私はもう独りぼっちじゃない！
何だか幸せ過ぎて怖いくらい…）
