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【第8話】奢ってもらうことを前提で高級寿司を食い散らかす泥ママ

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【第7話】奢ってもらうことを前提で高級寿司を食い散らかす泥ママ
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 カオリ「なんとかフォワードって… ペイフォワードのこと?」 マキ「そうそう!それ!! よく知ってんじゃん!なのに なんでカオリさんはお祝いに 参加しないわけ? 一緒に奢られに来りゃい...

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【第1話】奢ってもらうことを前提で高級寿司を食い散らかす泥ママ
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本編

アスカ「そうなのよ!気持ち悪い

のよ!ものすごく不気味なの!!

まるで人間相手に話してるんじゃない

みたいな感覚だった…

なんだこのモンスターは!?って

感じ。……きっと、

マキさんは人じゃないんだよ。

マキさんの『マ』は悪魔の『魔』で、

マキさんの『キ』は悪鬼の『鬼』

なんだよ!」

 

スグル「『魔鬼』か…

何だかゲームのタイトルみたいだな…

『魔鬼〜Thedevilneverlistens〜』とか?」

 

アスカ「それっぽい。(笑)

言霊をチャージして、モンスターに

撃ち込むんでしょ?でも全然

効かなくて(聞かなくて)いくら

攻撃してもやっつけられないの!

今日、まさにそんな感じだったよ…」

 

スグル「ストレスが溜まりそうな

ゲームだなぁ…

で?現実にはこれからどうする?

嫌でも保育園で顔を合わせるだろ?」

 

アスカ「うん…当分の間は、

会わないように徹底的に

避けるしかないかなって思ってる…

あと、もし遭遇しても、

いつ行くかは絶対に教えない!!」

 

スグル「そうだな…どこの

寿司屋かは知られちゃったけど、

『いつ行くか』さえ知られなければ、

まぁ、大丈夫だろ」

 

アスカ「でもなぁ〜…

な〜んか不安なんだよね〜…

ああいう人って、

勘だけは妙に鋭いから…」

 

スグル「まぁでも、もしも

マキさんが寿司屋に現れたとしても、

『誘ってません!』って、

お店の人の前で、

ハッキリ言えばいいんじゃないか?

『奢る理由も無いし、食べたいなら

ご自分のお金でどうぞ!』って」

 

アスカ「そうだよね!!

私は誘ってないどころか、

何度も断ったんんだし!

あとは何を言われても、

『知りません』で通せば良いよね!」

スグル「そうだよ!アスカは

何にも悪くないんだから、

堂々としてりゃいいんだよ!!」

 

当たり前の事を改めて確認しただけ

なのだが、スグルに

「アスカは何も悪くない」

と言ってもらえた事で、

私は何だか、心の重りが

外れたような気がした。

 

それから私は、うっかりマキさんと

遭遇してしまわないよう、

注意深く行動した。

保育園の登園時間に関しては、

私のパートの勤務時間の関係で

早朝保育を利用しているので、

これまで通り会うことは無いだろう。