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【第4話】奢ってもらうことを前提で高級寿司を食い散らかす泥ママ
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 私は昨日思わず2度見した マキさんの服装を思い出し、 苦笑いしか浮かばなかった。 ママ友「そうそう!若い子と 同じように露出したって、 逆に衰えが目立つだけなのにね! 『あーしって、...
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【第1話】奢ってもらうことを前提で高級寿司を食い散らかす泥ママ
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本編
アスカ「ねぇねぇ、カオリさん、
聞いて聞いて!スグルの昇進が、
ついに決まったの!!」
カオリ「あ、もしかして!
難しい試験に向けて、
ずっと勉強してるって言ってたやつ?
上手くいったの?!」
アスカ「そうなのー!
やっと努力が報われたんだよ〜!
もう私まで嬉しくて嬉しくて…」
カオリ「おめでとう〜!
お祝いしなきゃだね!またあそこ?
いつものご褒美寿司?」
『ご褒美寿司』とは、
我が家で何か特別なお祝い事が
あった時にだけ行くことにしている、
地元の老舗有名寿司処、
〇〇〇寿司の事だった。
先述の通り、美味しい海鮮に
目が無い私達は、普段は敷居の高い
高級店を『ご褒美寿司』にする事で、
モチベを保ち、設定した目標に
向かって日々頑張ることが
出来ていた。
アスカ「そうなんだけど、
全然『いつもの』じゃないんだよ〜!
超お久しぶりなんだよ〜!
あ〜ん!何食べよっかな〜!
今から迷っちゃう〜!」
カオリ「そうだよね〜。○○○寿司
なんて、そうそう行けないよね〜。
うちも長い事行ってないなぁ……
羨ましいっ!このこのっ!
楽しんできてよねっ!」
2人で笑い合っていると、
いきなり背後から、いかにも自然な
感じで、誰かが話に加わってきた。
マキさんだった……
マキ「へぇ〜、○○○寿司
行くんだ〜。旦那さん、
昇進が決まったんだって?
そんな良いニュース、
私にも教えてくれないとじゃ〜ん!」
(え…??マキさんなんでそれを…
もしかして…全部聞かれてた…!?)