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【第8話】夫「主婦は贅沢するな!暖房禁止!」→お望み通り私が節約に乗り出すと…

前回の内容はこちら▼

【第7話】夫「主婦は贅沢するな!暖房禁止!」→お望み通り私が節約に乗り出すと…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 スカコ「凍える部屋の中で、まともに 家事が出来ると思ってるの?! 飲み会に行きたいがために、 リコにまで寒い思いをさせて 平気なの?! 風邪を拗らせでもしたら どうするつもりなの?!...

1話から読みたい方はこちら▼

【第1話】夫「主婦は贅沢するな!暖房禁止!」→お望み通り私が節約に乗り出すと…
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本編

まずは私の貯金をはたき、

以前からチェックしていた、

高い防寒性能で有名な海外ブランドの

高級ダウンジャケット​​を購入。

 

続いて有名アウトドアブランドで、

冬山でも充分通用する寝袋と、

インナー、靴下。

使い捨てカイロも数箱購入した。

 

荷物を抱えて帰宅すると、

早速その日から、徹底的な

光熱費節約生活に突入した。

リコにもあらかじめ相談したのだが、

コウジの理不尽な命令に、

同じく腹を立てていたリコは、

ノリノリで大賛成してくれた。

日が落ちると、機密性の低い古い

一軒家である我が家の中は、

すっかり極寒&真っ暗に。

 

そんな中、私とリコは防寒対策

バッチリの服装に身を包み、

防災用のろうそくの灯りのもと、

カセットコンロで

鍋焼きうどんを食べた。

 

リコは「キャンプみたいだね!」と

言って笑ってくれたけど、

私は子供にこんな事を

させる事が申し訳なくて、

『暖房禁止命令』を出した

コウジが益々憎らしくなったし、

こんな対抗手段しか取れない

自分が情けなかった。

 

帰宅したコウジは、最初こそ

真っ暗な我が家に驚いていたものの、

私とリコが、コウジの言いつけを

守って電気を使わず過ごしていたこと

を知ると、満足げな表情を浮かべた。

そして「よしよし」などと

言いながら、リビングの電気をつけ、

エアコンのリモコンを手に取った。

 

『ピッ!』エアコンが動き始めると、

すぐさまリコがコウジの手から

リモコンを奪い、

『ピッ!』と切ってしまった。

リコの行動の意味が分からず、

ポカンとするコウジ。

 

リコ「暖房なんて

つけちゃダメだよ!

光熱費がかかっちゃうでしょ!」