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【第5話】夫「主婦は贅沢するな!暖房禁止!」→お望み通り私が節約に乗り出すと…
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 そもそも、ただの贅沢である 『飲み代』と、命を守るための 『暖房代』を、同列に考えるなんて おかしすぎる。 節約するなら、『飲み代』からに 決まっているではないか! (ついカッと...
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【第1話】夫「主婦は贅沢するな!暖房禁止!」→お望み通り私が節約に乗り出すと…
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本編
これでお互い、手を打てば
いいじゃないの!それなのに…
コウジ「お前は絶対、暖房を使っても
使ってないと言い張るだろうって、
分かってたよ!
お前が考える事なんて、
ぜ〜んぶ俺の想定内!!
ちゃんと対策を立ててきましたよ…
っと。コレでな!!」
コウジはニヤニヤと意地悪な笑いを
浮かべながら、持ち帰った紙袋から
何やら取り出すと、
「じゃーーーん!!」と口で効果音を
付けながら私に見せつけてきた。
スカコ「え…?何それ…
監視カメラ…??」
満面の笑みで、コクコク頷くコウジ。
コウジ「これからこのカメラで、
昼間の家の様子を
見張ってやるからな!!」
(監視カメラで家族を見張る
なんて!!私とリコのこと、
いったい何だと思ってるの!?)
コウジの下衆っぷりに虫酸が走った。
スカコ「そこまでするなんて…
どういうつもり?
監視カメラなんて買うお金が
あるなら、光熱費に使わせて
くれてもいいじゃないの!!」
コウジ「それとこれとは話が
別だよ〜。これは明るい未来への
設備投資だから!
お前は専業主婦なんだから、
稼ぎ頭の俺の言うことに
大人しく従ってればいいんだよ!!
暖房代を節約して、家計を
しっかりやりくりしろよな!!」
そう言うと、いかにも楽しそうに
鼻歌まじりで監視カメラを
設置し始めた。
これには私も堪りかね、
ついにキレてしまった。