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【第22話】双子を出産直後、アポ無しで我が家に来る姑「嫁イビリに来たわよ!」
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 姑「スカコさんったら、今までいつも 『すみません』『すみません』って 言ってたじゃない! 謝る時も『すみません』お礼を 言う時も『すみません』って… 確かに、『すみません』って 言葉...
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【第1話】双子を出産直後、アポ無しで我が家に来る姑「嫁イビリに来たわよ!」
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本編
ユウタ「そ、それは…でも俺だって、
頑張って仕事してるんだよ?
家事はスカコの分担なんだから、
ちゃんとやってくれないと…」
姑「その分担が、公平じゃないって
言ってるの!ユウタも先週やって
みて、双子の世話がどれだけ
大変か分かったでしょ?!」
ユウタ「………………」
姑「そもそも、ヤマトとミナトの
親は、スカコさん1人だけじゃない
でしょ!ユウタは父親でしょ?!
今の時代、父親だって母親と同じ
ように、育児に参加すべきなのよ?
育児と家事は全部妻に丸投げなんて、
そんな亭主関白、
もう時代遅れなの!」
話によると、姑は結婚以来ずっと
専業主婦で、亡くなったユウタの
父は、相当な亭主関白だったらしい。
家事も育児も完全に姑任せ。
そんな両親を見て育ったユウタが、
時代遅れの亭主関白を正しい父親像
だと思い込んでしまったのも、
仕方がない事なのかも知れない…
姑はずっと、ユウタの古くて
固い考え方を心配しており、
どうにか改心させたいと
考えていたそうだ。
姑「私達の時代は、亭主関白なんて
当たり前の事だったから、
旦那が何もしてくれなくても、
何とも思わなかったし、
お姑さんや、ご近所さんなんかが
手伝ってくれてたから、
母親だけでも、
どうにかやれてたわ。
だけど…今の時代は、
親と同居でもないしご近所付き合いも
都市部じゃ皆無でしょ?母親だけでは
とてもやってけないわ!
育児も家事も、夫婦2人で
協力し合ってやるべきなのよ!!
それが出来ない旦那には、
奥さんに捨てられる未来しか
無いんだからね!!!」
姑にここまで説明されて、
ようやくユウタも自分のやり方が
現代にそぐわない事を
理解したようで、
何も言い返さず、ただ黙って
考え込んでいるようだった…