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【第9話】夫から酷い仕打ちを受け続けた私→わずか10歳の息子の復讐劇がヤバすぎた

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【第8話】夫から酷い仕打ちを受け続けた私→わずか10歳の息子の復讐劇がヤバすぎた
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【第1話】夫から酷い仕打ちを受け続けた私→わずか10歳の息子の復讐劇がヤバすぎた
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本編

アスカ「ママの病気は、

誰のせいでもないの。

きっともうすぐ良くなるからね。

心配かけてごめんね…

それにパパはね…

きっとお仕事がすごく忙しいのよ…

お仕事がひと段落したら必ず

帰って来るから、心配いらないわ」

 

私は何とか笑顔を取り繕って

誤魔化し、すぐに話題を変えた。

 

アスカ「そう言えば!もうすぐ

夏休みだから、休みの間は

ママの田舎に行こうか!

おじいちゃんも、おばあちゃんも、

ヒロトに会いたがってるし…

カブトムシやクワガタも、

取り放題だよ!」

 

ヒロト「ホントに!?

やったー!!!」

 

私がこんな状態では、どこにも

遊びに連れて行ってやれないので、

実家の両親に頼んでおいたのだ。

それに私もこの家から離れたかった。

田舎の空気を吸って、嫌な事は

全部忘れて過ごしたかった。

 

ヒロトは普段から物事を

計画的に進められるタイプなので、

夏休みの宿題に関しても、

自分で計画を立てて毎日コツコツ

進めているようだった。

 

分からない所は私や私の両親に

尋ねたり、図書館へ行って

調べたりもしているようだった。

私は毎日の成果を見せてもらうのが

楽しかった。ただ、絵日記だけは、

「恥ずかしいから絶対に

見ないでね!」と言って、

絶対に見せてくれなかった。

 

(去年までは普通に見せてくれた

のに…小学校4年生ともなると、

自立心が芽生えて来るのかな…?)

 

少し寂しい気がしたものの、

私も両親もヒロトの成長を

微笑ましく歓迎し、

ヒロトの気持ちを尊重して、

夜中にコッソリ覗きたい

気持ちも我慢したのだった。

 

ユタカは、一度だけ週末に

ヒロトに会いにやって来たものの、

やはり後ろめたくて居心地が悪いのか

仕事が忙しいからと言い訳をして、

すぐに帰ってしまった。

 

ヒロトは特に気にしていない様子で、

図書館で仲良くなったという

地元の男の子達と、山へ川へと

楽しそうに遊びまわっていた。

 

両親の元で安心して過ごせたお陰か、

それとも子供の頃から慣れ親しんだ

自然豊かな景色のお陰か、夏休みの

間に私の症状は大きく改善した。

 

自宅に戻る日、(帰りたくない!

このままここで暮らせたら…)

などと一瞬考えたものの、

ヒロトの学校もあるし、

自宅の事も気になるので、

観念して戻ることにした。