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【第１２話】母が他界し、母のスマホを解約に行くと…店員「本人じゃないと解約できませんよw」
前回の内容はこちら▼ １話から読みたい方はこちら▼ 本編 店長さんは「いいんですか…？」 と戸惑った後、手早く机の上の 書類を確認し、 店長さん「はい…そうですね。 仰る通り、必要書類は全て提出して 頂いてますので、すぐに解約手続きを 進め...
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2023.09.04
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2023.08.25
本編
キノシタ「別に…普通に個人情報の
照会をするだけですよ…
すぐにお返ししますから、いちいち
目くじら立てないで下さいよ！」
迷惑そうに言うキノシタに、
私は食い気味に反論した。
スカミ「それなら、
私に見える場所でやって下さい。
キノシタさんに預けて、後から
何か問題が起きたら困るので。
それに、個人情報の照会は、
お客さんの目の届く所でするのが
普通だと思いますけど？
勝手にどこかへ
持って行くなんて、
コンプライアンス的にアウトですよ！
携帯ショップは多くの個人情報を
扱うんだから、きちんと手順
が決まってるはずですけど…
もしも勝手にどこかへ持って
行くのが御社の手順だとしたら、
かなりの問題ですよ？」
コンプライアンスという言葉を聞いた
途端、明らかに怯んだキノシタ…
自分が会社の手順に
従っていない事がバレると、
流石にマズいと思ったのだろう。
掴んでいた身分証明のカード類を
大人しく机の上に戻し、
今度は確認用の端末を窓口に持って
来て、私の目の前で個人情報の
照会を行った。
私は、（よしよし、
分かればいいのよ）と、
黙ってコクコク頷いて見せた。
出された必要書類に記入し、
（これでようやく解約できる…）
と安堵したのも束の間、
またしてもキノシタが
デタラメなことを言い出した。
キノシタ「途中解約となりますんで、
解除料が発生します。
来月請求がいくと思いますんで、
キチンとお支払い下さいね〜」
（え？そんなはずないんだけど！
ホームページで確認した時、
本人が死亡した場合は、解除料は
免除って書いてあったのに！
また自分の会社の手続きを
理解してないの？？この男は
どこまでボンクラなんだ！？）
