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【第4話】母が他界し、母のスマホを解約に行くと…店員「本人じゃないと解約できませんよw」

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【第3話】母が他界し、母のスマホを解約に行くと…店員「本人じゃないと解約できませんよw」
前回の内容はこちら▼ 1話から読みたい方はこちら▼ 本編 母(大きな音をたてて煎餅を 齧りながら)「ふぇ?なんて?」 スカミ「ちょっとー!ww 娘が真剣に将来の不安を吐露してるのに、 母親は煎餅に夢中って!www たまには真剣に聞いてくれて...

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【第1話】母が他界し、母のスマホを解約に行くと…店員「本人じゃないと解約できませんよw」
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本編

(まだまだ一緒に居れると

思っていたのに……

本当に1人ぼっちになっちゃった……

これから先、お母さんの居ない

世界で、たった1人で生きて

いかなきゃならないなんて……)

 

ボンヤリと日々を過ごしていた。

そんなある週末のこと…

母のスマホを開き、撮り溜められた

写真を眺めていると、

ちょうど携帯会社からメールが

届いた。スマホの支払い通知だった。

 

(あぁそうか…このスマホ、

もう解約しなきゃいけないんだ…

うっかりしてたな…)

 

私は、(後回しにしたら、

また忘れちゃいそう…)と思い、

その日のうちに近くの

携帯ショップに足を運んだ。

携帯ショップに入ると、

母と一緒にスマホを選んだ日の

記憶が蘇ってきた。

 

母「どのスマホにしようかしらね〜…

あらっ!コレとか素敵じゃない?」

 

スカミ「お母さんお目が高いっ!!

と言いたいとこだけど…

それ最新のハイエンド​​機種だから!

絶対に使いこなせないだろうし、

見た目は素敵でも、

お値段は素敵じゃないんだよ…

もっと手軽なのが良いと

思うよ?例えば……コッチのとか」

 

母「あらそうなの?一、十、百、千、

万……あらま、ホント!!

凄いお値段ね…

それじゃあ、スカミの言うように、

コッチのにしとこうかしらね!

スカミ、家で使い方

教えてちょうだいね!」

 

ワイワイ言いながら、

スマホを買いに来たあの日……

まさかこんなにも早く、

しかも私1人で解約をしに

来る事になるなんて……

私は、母が亡くなってしまった

事実を改めて噛みしめながら、

 

(携帯ショップでしんみりしてても

仕方ない!さっさと終わらせて、

早く帰ろ!)

 

そう思って、近くをウロウロしていた

男性店員に声をかけた。