【第２１話】高２で妊娠し出産した私→その後、彼氏に捨てられて…

ショウ「タダ飯食わしてもらって、

家まで住まわせてもらって、離婚する

時はちゃっかり慰謝料請求？！

ふざけんじゃねぇぞマジで！！！」

興奮は収まらない様子で、

ショウ君は怒鳴り続けた。

ショウ「あと、何だ？不貞行為？

そんなの、証拠がなきゃ

意味ねぇんだよ！！

ね〜、弁護士さん？証拠も無いのに、

そんな条件入れちゃ

ダメですよね〜？」

怒鳴っていたかと思うと、

急にヘラヘラと弁護士さんに

媚を売りだすショウ君。

弁護士「そうですね…

証拠がなければダメです」

ショウ「ほらみろ〜www

これだから中卒無職は！

wwwバカだから！wwwww」

（ムカつくーーー！！！）

証拠がないとタカをくくって、

私を煽り、挑発してくるショウ君。

しかし、ササキさんの一言で、

ショウ君のバカ笑いは

一瞬で凍りついた。

ササキ「証拠なら…

ここに山ほどありますけど？」

ショウ「へ………？」

ササキ「ほら！」

ササキさんがカバンから写真の束を

取り出し、机に並べるのを見て、

ショウ君の顔は徐々に

強張っていった…

興信所に依頼するお金もない

私の為に、ササキさんは１人で、

ショウ君の浮気の証拠を

集めてくれていたのだ。

私がササキさんに電話で

離婚の意思を伝えた時、

ササキさんからアパートの住所や

ショウ君の職場を聞かれたので、

なぜだろうと不思議に

思っていたのだが、

実はこの為だったのだと、

私も後から知ったのだ。

ササキさんは仕事の合間に、

アパートや会社の前に張り込みを

してショウ君の様子を伺い、

私の不在をいいことに自宅アパートに

まで平気で浮気相手を連れ込み、

仕事の後も頻繁に女とホテルに

消えていくショウ君の姿を、

写真に収めてくれていたのだった。